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打ち身に湿布は使える?冷感と温感の選び方と貼る前の注意

テーブルの角に膝をゴンッとぶつけた。すねを蹴られた。転んで腕を打った。 数時間後、ジンジンしてきて、うっすら色が変わり始める。引き出しを開けると、去年の残りの湿布が何種類か。これ、貼っていいんだろうか…。

湿布は医薬品です。だから、貼っていいかどうかの答えは、箱と説明書の中にあります。 そして、湿布を貼る前にやっておいた方がいいことが、実はいくつもあります。

目次

まず、貼るより先にやること

打った直後の数時間で、その後の腫れ方が変わります。順番としては、こちらが先。

冷やす。保冷剤や氷嚢をタオルで包んで、十分ほど当てて外す。感覚がなくなるまで続けないこと。 圧迫する。手やタオルで軽く押さえる。腫れが広がるのを抑える手助けになります。 高く上げる。腕なら心臓より高く、脚なら座って足を台に乗せる。 そして、その部位を使う動作を減らす。

この四つを、打った当日にどれだけやれたか。翌日の腫れと色が、目に見えて変わってきます。 湿布はこの後の話。冷やす代わりに湿布を貼る、という順番にはしたくない。

湿布は医薬品、家の残りを何となく使わない

引き出しに残っている湿布を、とりあえず貼る。よくある光景ですが、ここは一度立ち止まってほしい。

湿布には、痛みや炎症に対する成分が入っているものと、入っていないものがあります。入っている場合も、成分の種類は製品ごとに違う。 そして、表示されている効能の範囲も製品によって変わります。打撲に使える製品かどうかは、箱や説明書に書いてあるので、そこを確認するのが確実。

家族が病院でもらったものを使う。これも避けたいところ。処方は、その人の状態と体質に合わせて出されています。 使用期限も見ておきたい。古い湿布は、粘着や成分の状態が変わっていることがあります。

冷感と温感の違いは、感じ方の話

冷感タイプを貼ると、ひんやりします。温感タイプは、じんわり温かく感じる。 ただ、これは皮膚が感じる刺激によるもので、体の内部の温度を大きく下げたり上げたりしているわけではありません。

だから、本当に冷やしたい時は、湿布ではなく保冷剤を使う。ここは分けて考えたい。 貼った時のひんやり感で冷えている気になり、氷で冷やす工程を飛ばしてしまう方が多いのですが、もったいない。

打った直後に、温感タイプを選ばない

温感タイプは、皮膚に熱く感じる刺激を与えます。打ってすぐの、熱を持って腫れている部位に貼ると、ヒリヒリして耐えられないことがある。 打撲の直後は、温める方向を選ぶ時期ではありません。

腫れと熱感が引いて、動かしにくさや重だるさが残る時期になってから。この頃なら、温感タイプが心地よく感じる方もいます。 どちらを選ぶかは、貼ってみて心地よいかどうかで判断していい部分でもあります。しみる、ヒリヒリする、かゆくなる。この場合は迷わず剥がす。

貼る前に確かめる五つ

傷があるか。擦り傷や切り傷のある場所、皮膚が剥けている場所には貼らない。 過去にかぶれたことがあるか。湿布でかゆみや赤みが出た経験があるなら、そのことを薬剤師に伝える。 アレルギーや持病があるか。ぜんそくの既往がある方は、成分によって注意が必要な場合があります。 妊娠中、授乳中、あるいは子どもに使うか。使えない製品、年齢制限のある製品があります。 他に飲んでいる薬、貼っている薬があるか。重ねて使うと成分が過剰になることも。

この五つに一つでも当てはまるなら、自分で選ばず、薬局で相談してください。 薬剤師や登録販売者に伝えるのは、いつ、どこを、どんな状況で打ったか。この三つだけで、選べる範囲が絞られます。

貼っている間に、気をつけること

貼りっぱなしにしない。製品ごとに、貼ってよい時間の目安が決まっています。長く貼るほど効くわけではありません。 同じ場所に連続して貼り続けると、皮膚が荒れやすくなります。剥がした後、少し時間をあけてから次を貼る。

日光にも注意を。製品によっては、貼った部位に日光が当たることで皮膚症状が出る場合があると注意喚起されています。剥がした後も、しばらく気をつけるよう書かれている製品もある。 屋外に出る時は衣類で覆う。この注意書きがあるかどうか、説明書で確認しておきたい。

赤み、かゆみ、ぶつぶつが出たら、その時点で剥がす。我慢して貼り続けて、皮膚の方が厄介なことになった方を見たことがあります(泣)。

湿布で、症状が隠れることがある

痛みが和らぐと、動かせてしまいます。折れているのに歩いた、ひびが入っているのに使い続けた。こういう話は珍しくありません。

打ち身のつもりでも、次の場合は整形外科で確認を。

・体重をかけられない、動かせない ・見た目に変形がある ・押すと骨の際の狭い一点に強く響く ・腫れが日ごとに大きくなる ・しびれ、指先や足先の色の変化、冷たさ ・張りが時間とともに強まり、我慢できないほどになる ・頭や腹部、胸を打った場合

最後の項目は、湿布を貼って様子を見る話ではありません。頭を打った後の吐き気や意識のぼんやり、腹部や胸を打った後の痛みや息苦しさは、その日のうちに受診を。

内出血が下へ降りてくる

数日たって、打った場所より下に青あざが広がることがあります。すねを打ったのに足首の方が青くなった、という具合に。 これは重力で下へ移動しているためで、多くの場合は経過の一部。色が紫から緑、黄色へと変わっていくのも、時間とともに起きる変化です。

ただし、腫れが増し続ける、痛みが強まる、熱を持つ。この場合は経過が違う方向へ進んでいる可能性があるので確認を。 何度もぶつけた覚えがないのにあざができる、という状態も、一度相談しておきたい。

数日たってからの過ごし方

腫れと熱感が引いてきたら、動かし始めます。まったく動かさない期間が長引くほど、後で硬さが残る。 痛みの出ない範囲で、関節を曲げ伸ばしする。使わないでいた分を、少しずつ戻していく。

お風呂は、打った当日と翌日あたりは長湯を避けて。温まった後に痛みや腫れが増すことがあります。 落ち着いてきたら、湯船で温めた方が動かしやすくなる方が多い。切り替えの時期は、腫れと熱感が引いたかどうかで判断します。

打ち身が長引く時

一般的に、打撲の痛みは日ごとに範囲が狭くなり、色も変化していきます。 二週間たっても痛みが同じ強さ、腫れが引かない、硬いしこりが残っている。この場合は、打撲以外の要素が混ざっていることがあるので、整形外科で確認してから先へ進む方が早い。

湿布を替えても変わらない、という理由で商品を買い替え続ける方がいます。選び直す前に、そもそも湿布で対応する段階なのかを見た方がいい。

湿布は、打ち身の治療の主役ではありません。当日にどれだけ冷やして安静にできたか、そして数日後にどう動かし始めるか。ここで経過が決まります。 どれを貼るか迷った時は、箱を持って薬局へ。いつ、どこを、どう打ったかを伝えれば、その場で絞ってもらえます。

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【免責事項】
この記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、医療的な診断・治療を代替するものではありません。体型改善・ダイエットを目的とする場合は、医療機関や専門家への相談をおすすめします。体の不調が続く場合は、医療機関への受診を優先してください。
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