MENU

枕なしで寝るとどうなる?メリットとデメリット

枕を外して寝てみた人の感想は、きれいに二つに割れます。 朝が軽くなった、首が楽になった、もう戻せない。 その一方で、三日でやめた、朝から首がカチコチ、いびきを指摘された。

同じことをしているのに、なぜ真逆の結果になるのか。 理由は単純で、メリットとして挙げられている項目が、体つきによってそのままデメリットに裏返るからです。

目次

外した最初の三日に起きること

初日の夜は、たいてい落ち着きません。頭の収まりどころがなく、何度も位置を変えることになります。 二日目、三日目で慣れる方と、朝の首の重さが増していく方に分かれる。

ここで多いのが、慣れの問題だと判断して続けてしまうパターン。 合う体なら、三日目あたりから寝つきが自然になります。合わない体は、日を追うごとに朝がつらくなる。判断材料は、この方向性です。

夜中に無意識で腕を頭の下に入れていた、というのも典型的な反応。体が足りない高さを自分で補っています。そこまでして続ける理由は、あまりありません。

メリットとして語られること、その条件

首の後ろが伸びて楽になる。 これは、もともと高すぎる枕を使っていた方に起きます。顎が胸に近づいた姿勢から解放されるので、通りが良くなる。ただ、背中が丸まっている方が外すと、今度は顎が上を向いて逆の窮屈さが生まれます。

寝返りが打ちやすくなる。 頭の高さで引っかかっていた方には当てはまります。もともと低めの枕だった方には、大きな変化は出にくい。

肩が圧迫されない。 仰向けで枕に肩まで乗せていた方には効きます。横向きで眠る方には、まったく逆の結果になる。

高さ選びの悩みから解放される。 これは体つきに関係なく成立する数少ないメリット。枕を買い替え続けてきた方には、確かに身軽です。

旅行や外泊で環境に左右されない。 枕が合わずに眠れないという悩みが消えるのは、実用的な利点。

デメリットとして語られること、その条件

顎が上がって気道が狭くなる。 背中が丸い方、首が前に出ている方に起きます。いびきが増えたと家族に言われたら、この形。

朝、首の前が突っ張る。 首を反らせた状態で数時間過ごした結果です。寝違えに似た痛みとして出ることもある。

横向きで首が折れる。 肩幅の分だけ隙間が空くので、枕なしでは頭が下がります。仰向けで寝ているつもりの方も、一晩のうちに何度も向きを変えているので無関係ではいられません。

胸やけや喉の違和感。 上半身が水平に近くなることで、症状が出やすくなる方がいます。

腕のしびれ。 頭の位置を補おうとして腕を下敷きにしたり、頭の上へ上げたりした結果です。

同じ項目が、体つきで裏返る

首の後ろが伸びる、は高すぎる枕を使っていた人にはメリット、背中が丸い人にはデメリット。 肩が圧迫されない、は仰向け中心の人にはメリット、横向き中心の人にはデメリット。 寝返りが打ちやすい、も同じ構図です。

つまり、メリットとデメリットを並べた一覧を見ても答えは出ません。見るべきは、自分がどちら側の体なのか。

分ける基準はひとつ。仰向けで床に寝た時に、後頭部が自然に床へ届いて、顎のラインが床と平行に保てるかどうか。 届く体なら、上に挙げたメリットの側に入ります。顎が上がってしまう体なら、デメリットの側。ここが分岐点です。

一週間、一か月で何が変わるか

合っている場合。一週間ほどで、朝の首の動かしやすさが安定してきます。夜中に目が覚める回数が減ったという声も出る。 一か月続けると、それが当たり前になって、逆に枕があると落ち着かなくなる方もいます。

合っていない場合。一週間で朝のこわばりがはっきりしてきます。日中の首こりや肩の重さとして現れることも。 ここで続けても、体が変わって適応することはありません。硬い背中が枕なしに合わせて柔らかくなる、という順序では進まないので。

二週間が判断の期限だと考えてください。それ以上は、様子を見ているのではなく、ただ耐えているだけになります。

向く体かどうかを、その場で見る

床に仰向けで寝て、三つ確かめます。 顎が上がって壁の方を向いてしまわないか。 そのまま何度か呼吸して、詰まる感じがないか。 唾を飲み込めるか。

三つとも問題なければ、試す価値があります。 どれかに引っかかるなら、メリットの側には入れません。姿勢や体つきとの関係については、別記事で詳しく書いています。

試すなら、枕を捨てない

いきなりゼロにせず、バスタオルを折って高さを作り、そこから一枚ずつ減らしていく。数日おきに一段。 合わないと分かった時点で戻せるので、この進め方が確実です。今まで使っていた枕は、判断がつくまで押し入れへ。

判断は朝に出ます。首の動かしやすさ、夜中に目覚めた回数、日中の眠気。この三つを二週間。 寝つきの良さだけで決めないこと。眠りに落ちる時の心地よさと、朝の体は別の話です。

中止した方がいいサイン

・朝の首や肩の痛みが、日を追って強くなる

・いびきが増えたと言われた

・夜中に息苦しさで目が覚める

・腕や手にしびれが出る

・胸やけや喉の違和感が朝に出る

・寝た気がしない日が続く

しびれと息苦しさは、様子を見る対象から外れます。いびきや無呼吸を指摘されたことがある方、頸椎に既往のある方は、自己流で高さを変える前に医療機関で相談してください。

合わなかった人の、次の一手

枕なしが合わないからといって、元の高さへ戻す必要はありません。多くの方は、今より少し低い方が収まります。

バスタオル一枚分を抜いた状態で、二週間。それでも高いと感じたら、もう一枚。 横向きが多い方は、頭の下に高さが必要です。中央が低く両端が高い形の枕は、その悩みへの一つの答えになります。

敷き寝具も見ておきたい。柔らかいマットレスに体が沈むと、頭だけが取り残されて必要な高さが変わります。枕を替えても収まらなかった方が、敷きを替えた途端に落ち着いた例もありました。

枕なしは、目的ではなく選択肢

ゼロが理想で、高いほど悪い。そういう順位があるわけではありません。 体つきに対して適正な高さがあり、それがたまたまゼロに近い人もいる、というだけの話です。

東京MTC学院では、骨盤・姿勢・全身のバランスにアプローチする整体技術を体系的に学べる環境を整えています。整体師・セラピストとして活躍したい方は、まずは無料体験・見学説明会へお越しください。
無料体験の見学説明会のお申込みはこちら

【免責事項】
この記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、医療的な診断・治療を代替するものではありません。体型改善・ダイエットを目的とする場合は、医療機関や専門家への相談をおすすめします。体の不調が続く場合は、医療機関への受診を優先してください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次